「08001112426」は不動産の販売会社「日商エステム」のセールス電話番号ですが、実はその仕組み上、特に不動産投資の初心者がこの類の飛び込み営業によって不動産投資をスタートさせるのはあまり好ましくありません。不動産投資はどれほどすくなくとも百万円単位は金銭負担が生じる世界ですので、以下、最新の口コミと対応方法をご確認願います。
目次(お好きなところからご覧ください)
「08001112426」に寄せられた口コミを確認してみる
まず、この電話番号「08001112426」に対する口コミをくまなく確認すると、
・「不動産経営の飛び込みセールス電話」
・「断っても再勧誘がしつこい迷惑業者」
・「マンション投資の営業電話」
という「不動産投資を薦める営業電話」で一致しています。そして同時に、相手の都合を無視した一方的な迷惑電話であるとの声が実に多く散見されました。正直この迷惑電話という時点でもあまりお薦めできませんが、続いて営業電話の仕組みからもお薦めしかねる理由を解説します。
執拗すぎる場合「売れ残っている物件」の可能性も
もちろん、不動産会社からのセールス電話はそのすべてが例外なく注意すべきというわけでもありません。何度か物件を購入して「この人は良い物件さえ紹介すればすぐに買ってくれる」と思ってくれている会社からは、営業電話で「掘り出し物」を紹介してくれることがあります。信頼関係があるからこその物件です。そして、このような「掘り出し物」は、もしネット上に出ると即座に完売するような物件です。売れ残ることなどまずありません。
一方で、まだ投資を知らない未経験者に対し、しかも付き合い一切無しで名簿でしか知らない人間に対して、これから長くお金を生み出していってくれる金の鶏のような物件を、皆が借金をしてまで欲しがるような物件を、人となりも知らぬ人間にいきなり持っていくでしょうか。私ならそのようなことはしません。もっと他に優先度の高いお客様がいるはずですから。
本当に資産価値がある良い物件など秒で売れますから、しつこくセールス電話が繰り返されれば繰り返されるほど、それは人気がない物件の可能性も濃厚となります。それなのに、たとえば年収がせいぜい1,000万円程度で「自分は非公開物件にふさわしいと選ばれたはずだ!」と勘違いすると大失敗します。これはただ、ローンを組ませられるからという事情が大きいです。また、「節税目当ての赤字にしておく物件」でも事情は同じです。不動産での会計上の赤字を本業での所得と損益通算しても、どう見ても数年後には節税金額以上の持ち出しが発生しそうな物件は、売れ残ります。
しつこい営業電話を受けた場合の対応方法
日商エステムなど不動産販売業者を規制する宅建業法では、
・「会社名」「勧誘を行う人間の氏名」を隠して勧誘をすること
・相手が契約の締結を拒否する意思表示をしたのに勧誘を続けること
を明白に禁じています(法施行規則第16条の12第1号のハ / 法施行規則第16条の12第1号の二)。
つまり、「会社名を名乗らないまま始まる」営業電話は違法行為ですし、「電話をかけている者の氏名を名乗っていない」のも違法行為です。
当然ながら、「断ったのに電話を切らないで勧誘を続ける」のも違法行為ですし、「今後も契約はしないと断ったのに何度も電話をかけて勧誘してくる」のも、明白な違法行為です。
万が一にも、「業者名を言わないまま繰り出される」「自分の氏名を名乗らない」「断っても電話を切らないで勧誘を続ける」「これから先も契約はしないと断ったのにしつこく電話をかけて勧誘してくる」に該当する場合、それは違法行為をおこなう違法業者の可能性があるので、国土交通省の用意するこちらから業者名を検索して免許行政庁を確認し、もれなく通報していきましょう。塵も積もれば大きな山と化します。
また、最近の電話は自動で通話録音がなされるので、たとえば「宅建業法ってご存じですか?」と投げてその対応をSNSやYouTubeで共有してみるのも良いかもしれませんね。
注意すべき営業電話の見分け方
そもそも、飛び込みセールスで見ず知らずの人間に薦めてくる物件が、現実的にどれほどの実利回りが確保できる物件なのかを考えなければなりません。今、「実利回りって何?」と意味がわからなかった方は、手を出さないほうが良いでしょう。実利回りというのは、うわっつらの表面利回りではなく、実際の運用に必要な諸経費を差し引いた本当の利回りのことです。相手に考える時間を与えないごり押しスタイルの不動産会社が用意している利回りは、表面利回りばかりです。
もし、08001112426が説明する利回りに以下の項目が一つでも含まれていなかったなら、是非確認してください。下記項目について概算値を電話で即答できない、答えたがらない、あるいは「まずはお会いしてその時にでもお話を」などの反応がある場合、面談は控えたほうが良いと思います。
・取得価格…販売価格に諸経費を合算した価格。おおよそ販売価格の6%か7%くらい。仲介料や不動産取得税、登記費用など。
・入居率 or 空室率…100%続く満室などあり得ません。満室だけで試算された表面利回りは無意味。
・退去時広告費…次の入居付けに必要な広告費。管理会社次第だが、家賃の二ヶ月分くらい。
・値下がり幅幅…普通は買った価格とまったく同じ価格で売ることはできない。
・修繕積立金(共用部)…マンションの場合は必要。
・管理費(共用部)…マンションの場合は必要。
・火災保険…毎年かかります。
・固定資産税…毎年かかります。価格の1%前後、あるいは家賃の1-2か月分くらい。
・退去時のリフォーム代…退去時の美装費用。クロス、床、清掃費など。
・支払利息…現金買いではなく融資の場合に必須。融資を受ける前提なのに利回り試算に利息負担を明記していない業者は駄目。
まず「自身のペースで」勉強しましょう
もし08001112426から勧誘されて不動産投資に興味がわいたとしても、それではといきなり日商エステムのペースで言われるがままに面談に臨んだり腕力営業と対峙するよりは、まずは軽くでも良いので自身のペースで勉強してみてください。この「自身のペースで」というのは本当に大切なことです。自身でまだ相場観も身についていない段階で、腕力営業の懐に飛び込んでいくのは好ましくありません。
私自身もBRIという不動産販売業者から飛び込み営業の電話を受けたことがありますが、「申し訳ないです、投資に興味がないんですよ」とお断りしたのに、「では、投資に興味がないかあるかも含めて、一度お会いしてお話を」などともはやまったく日本語が通じない強引な腕力営業を受けて戸惑いました。
初心者の方は特に、自身のペースで考えるようにしてください。考えるスキを与えないような営業に引っ張られてはいけません。腕力営業の言葉を投資の教科書にするのではなく、自身のペースで自身の頭で考えて投資に踏み切ってください。
新築投資が向いている人、中古物件が向いている人
不動産投資と聞くと新築マンションのイメージが強いかもしれませんが、目的や予算に応じたさまざまな投資スタイルがあります。
たとえば、自身の居住用でなくあくまで運用のみであるなら、意外と中古や築古物件のほうが手軽かつ手堅く始められる選択肢となります。特に、地方で築古の戸建てなどは割と安定的に掘り出し物が出続けています。なぜなら、地方の年配の方が持っている物件は、「投資用」という意識もなく売りに出されることがあるからです。投資用として探しているこちら側としては「おっ」となるような結構な掘り出し物があったりします。だからこそ、投資物件の紹介サイトなどではなく、一般の方向けの住まい探しサイトである「アットホーム」などでせっせと仕入れてたりするのです。
また、太陽光発電のように先行者利益よろしく攻めたいのであれば、たとえばこちらは少し変わった切り口の投資スタイルで、電話営業などに頼らず実績を上げています。リモートの簡単な無料Webセミナーでこの投資スタイルのツボがわかるので、自分の向き不向きもわかります。向いていないとわかっても、こういう切り口もあるのだと知っておくだけでも武器になるでしょう。
このような小さな武器を、コツコツと集めていってください。自分にどのような運用スタイルが合っているのか、まずは気になる物件はどんどん資料を集めて勉強してください。気になるエリアもどんどん調べてください。くれぐれも、右も左もわからぬままいきなり腕力営業全開の面談に応じて囲い込まれないように気をつけてください。
08001112426の体験談について
日商エステムが使用している電話番号「08001112426(0800-111-2426)」に対しての皆様からのお声をお待ちしております。
何らかの取引にいたった体験談はもちろんのこと、ただ電話で話をしたというご経験でも大丈夫です。どのような些細なことでもかまいませんので、貴重なお話を是非共有させてください。
この記事へのコメントはありません。