「08002220614」は不動産販売会社「日商エステム」の飛び込みセールス電話ですが、実は不動産投資を行うにあたってはその仕組み上、特に初めての方がこの手の飛び込みセールスから不動産投資をスタートするのはあまり好ましくありません。不動産投資はどれほど少額スタートでも百万円単位は金銭負担が伴う世界です。以下、ご注意願います。
目次(お好きなところからご覧ください)
「08002220614」への口コミや苦情から見えること
まず、この電話番号「08002220614」について寄せられた各種口コミを子細に確認すると、
・「不動産投資の営業」
・「夜九時過ぎにマンションの押し売りをしてくる迷惑野郎」
・「マンションの迷惑セールス」
・「断ったらすぐガチャ切りという底辺中の底辺ン切り」
という「不動産投資を薦めるセールス電話」で一致しています。同時に、こちらの都合を考慮しない身勝手な迷惑電話であるとの声が実に多く散見されました。正直、この迷惑電話という時点でもあまりお薦めできませんが、続いて、営業電話の仕組みからもお薦めできない理由を解説します。
常軌を逸してしつこい場合「売れ残っている物件」の可能性も
もちろん、不動産会社から営業があったからといって、そのすべてが注意すべきというわけでもありません。いくつか物件を購入していて「この人は良い物件ならすぐ買ってくれる」と信じてもらえている会社からは、「掘り出し物」を営業電話で紹介してくれることがあります。信頼関係があるからこその物件です。そして、このような「掘り出し物」は、もしネット上に出ると即完売することになる物件です。売れ残ってしまうことなど到底あり得ません。
一方で、まだ投資経験もない初心者に対し、しかも付き合いもない名簿でしか知らない人間に対して、これからお金を生み出してくれる金の鶏のような物件を、皆が借金してまで欲しがるような物件を、人となりも知らない人間にいきなり差し出すでしょうか。私だったらそのようなことはしません。他にもっと優先順位が高いお客様がいるはずですから。
本当に資産価値ある良い物件は秒で売れますから、電話営業が執拗であればあるほど、それは不人気物件の可能性が濃厚になります。それなのに、たとえば年収がたかだか1,000万円程度で「自分は特別な物件にふさわしいと選ばれたはずだ!」と勘違いすると大失敗します。これはただ、ローンを組ませられるからという事情が大きいです。また、「節税が目的の赤字にしておく物件」でも事情は同じです。不動産での会計上の赤字を本業での所得と損益通算しても、どう見ても数年後には節税できる金額を超えて持ち出しが発生しそうな物件は、売れ残ります。
注意が必要な電話セールスの見分け方
そもそも、営業電話で見ず知らずの人間に薦めてくる物件が、現実的にどれほどの実利回りが確保できる物件なのかを考えなければなりません。今、「実利回りって?」と言葉の意味がわからなかった方は、手を出さないほうが良いでしょう。実利回りというのは、見せかけだけの表面利回りではなく、現実に運用を開始した場合に必要な経費を差し引いた本当の利回りのことです。客に考える暇を与えないゴリ押し営業の不動産会社が用意している利回りは、表面利回りばかりです。
もし、08002220614の言う利回りに次の項目が一つでも含まれていなかったなら、是非質問してみてください。下記について目安を電話で即答できない、言いよどむ、あるいは「まずはお会いしてその際にお話を」などの反応があったなら、会うのは控えたほうが良いと思います。
・取得価格…販売価格に諸経費を加算した価格。おおよそ販売価格の6%か7%くらい。仲介料や不動産取得税、登記費用など。
・入居率 or 空室率…100%ずっと満室などあり得ません。満室だけで試算された表面利回りは無意味。
・退去時広告費…次の入居付けに必要な広告費。管理会社次第だが、家賃の二ヶ月分くらい。
・値下がり金額幅…通常は購入した価格とまったく同じ価格で売ることはできない。
・修繕積立金(共用部)…マンションの場合は必要。
・管理費(共用部)…マンションの場合は必要。
・火災保険…毎年かかります。
・固定資産税…毎年かかります。価格の1%前後、あるいは家賃の1-2か月分くらい。
・退去時のリフォーム代…退去時の美装費用。クロス、床、清掃費など。
・支払利息…現金買いではなく融資の場合に必須。融資を受ける前提なのに利回り試算に利息負担を明記していない業者ははっきり言って駄目。
まずは「自身のペースで」勉強してください
もし08002220614からの電話で不動産投資に興味がわいたとしても、それではといきなり日商エステムのペースで言われるがままに面談に臨んだり腕力営業と対峙するよりは、まずは軽くでも良いので自身のペースで勉強してみてください。この「自身のペースで」というのは本当に大切なことです。自身でまだ相場観も身についていない段階で、腕力営業の懐に飛び込んでいくのは好ましくありません。
私自身もBRIという不動産販売会社から飛び込み営業の電話を受けたことがありますが、「申し訳ないです、投資に興味がないんですよ」と断っても、「では、投資に興味がないかあるかも含めて、一度お会いしてお話を」などともはやまったく日本語が通じない強引な腕力営業を受けて戸惑いました。
初心者の方は特に、自身のペースで考えるようにしてください。考えるスキを与えないような営業に引っ張られてはいけません。腕力営業の言葉を投資の教科書にするのではなく、自身のペースで自身の頭で考えて投資に踏み切ってください。
新築投資が向いている人、中古物件が向いている人
不動産投資と聞くと新築マンションのイメージが濃いかもしれませんが、予算や目的に応じたさまざまな投資スタイルがあります。
たとえば、自身の居住用でなくあくまで運用だけの場合、意外と中古や築古物件のほうが手軽に手堅く始められる選択肢だったりもします。特に、地方の築古の戸建てなどは割と安定して掘り出し物が出てきます。なぜなら、地方で年配オーナーが持つ物件は、「投資用」という意識もなく売りに出されることがあるからです。投資用として探しているこちら側としては「うわっ」となるような結構な掘り出し物があったりします。だからこそ、投資物件の紹介サイトなどではなく、一般の方向けの住まい探しサイトである「アットホーム」などで中古の一戸建てをせっせと仕入れてたりするのです。
また、太陽光発電のように先行者利益よろしくいきたいのなら、たとえばこちらは少し違う投資スタイルで、電話営業に頼ることもせず実績を上げています。リモートの簡単な無料Webセミナーでこの投資スタイルのツボがわかるので、自分の向き不向きもわかります。向いていないとわかっても、こういう投資スタイルもあるのだと知っておくだけでも武器になるでしょう。
このような小さな武器を、コツコツと集めていってください。ご自身にどのような運用スタイルが合っているのか、まずは気になる物件はどんどん資料を集めて勉強してください。気になるエリアもどんどん調べてください。くれぐれも、右も左もわからぬままいきなり腕力営業全開の面談に応じて囲い込まれないように気をつけてください。
08002220614の口コミ体験に関して
日商エステムが使用している電話番号「08002220614(0800-222-0614)」の皆様からのお声をお待ちしております。
何らかの取引をした体験談はもちろん、ただ電話で会話をしたというご経験でも大丈夫です。どのような些細なことであってもかまいませんので、貴重なお話を是非共有させていただければと思います。