「08006000246」は不動産販売業者「日商エステム」の飛び込みセールスですが、実はその仕組み上、とりわけ投資未経験者の方がこのような電話セールスで不動産投資のスタートを切るのはあまりお薦めできることではありません。不動産投資はどんなに少額から始めても百万単位で金銭負担が伴う世界ですので、以下、最新口コミと対応方法をご確認ください。
目次(お好きなところからご覧ください)
「08006000246」に寄せられた口コミを確認してみる
まず、今回の電話番号「08006000246」に対する口コミをくまなく確認すると、
・「不動産投資の迷惑営業」
・「投資用不動産の押し売り」
・「不動産投資の飛び込みセールス電話」
などの「不動産投資を薦めるセールス電話」で一致しています。そして同時に、こちらの都合などお構いなしの身勝手な迷惑電話であるとの苦情が実に多く散見されます。正直、この迷惑電話という時点でもあまりお薦めできませんが、次に、営業電話の仕組みからもお薦めしかねる理由を解説します。
常軌を逸してしつこい場合「売れ残り物件」の可能性も
もちろん、不動産会社からのセールス電話はそのすべてが注意すべきというわけではありません。何回か物件を購入して「この人は良い物件ならすぐ買ってくれる」と思ってくれている会社からは、「掘り出し物」の営業電話を頂戴できることがあります。信頼関係があるからこその物件です。そして、このような「掘り出し物」は、もしネット上に出るとすぐ完売する類の物件です。売れ残ることなど絶対にありません。
一方で、まだ投資を知らない人間に対し、しかも付き合いもない名簿でしか知らない人間に対して、この先お金を生み出していってくれる金の鶏のような物件を、皆が借金をしてでも欲しがるような物件を、人となりすら知らぬ人間にいきなり持っていくでしょうか。私だったらそのようなことはしません。もっと他に優先すべきお客様がいるはずですから。
本当に資産価値のある良い物件は秒で売れますから、しつこい営業電話が繰り返されれば繰り返されるほど、それは売れ残り物件の可能性が濃厚になります。それなのに、たとえば年収がたかだか1,000万円くらいで「自分は特別な物件にふさわしいと選ばれたにちがいない!」と勘違いすると酷い目に遭います。これはただ、ローンを組ませられるからという事情が大きいです。また、「節税目当ての赤字にする物件」でも事情は同じです。不動産での会計上の赤字分を本業の所得と損益通算しても、どう見ても数年後には節税金額を超えた持ち出しが発生しそうな物件は、売れ残ります。
しつこい電話セールスにとるべき対応方法
日商エステムなどの不動産販売業者を規制する宅建業法では、
・「会社名」「勧誘を行う人間の氏名」を名乗らずに勧誘をすること
・相手が契約締結を拒否する意思表示をしたのに勧誘を継続すること
を明確に禁じています(法施行規則第16条の12第1号のハ / 法施行規則第16条の12第1号の二)。
つまり、「業者名を名乗らずに繰り出される」営業電話は違法行為ですし、「電話をかけている者の氏名を名乗っていない」のも違法です。
当然ながら、「断っても電話を切らないで勧誘を続ける」のも違法行為ですし、「これから先も契約はしないと断ったのにまた電話をかけて勧誘してくる」のも、明確な違法行為です。
万が一にも、「会社名を名乗らずに繰り出される」「自分の氏名を名乗っていない」「断ったのに電話を切らないで勧誘を続ける」「今後も契約はしないと断ったのに何度も電話をかけて勧誘する」に該当するのであれば、それは違法行為をおこなう違法業者の可能性もあるので、国土交通省が用意しているこちらから業者名を検索して免許行政庁を調べ、一つ残さず通報しましょう。チリも積もれば大きな山と化します。
また、近ごろは電話機で自動で通話が録音されるので、たとえば「宅建業法ってご存じですか?」と問いかけてその対応をSNSやYouTubeで共有してみるのも良いかもしれませんね。
警戒すべき電話セールスの見分け方
そもそも、営業電話で会ったことすらない人間に薦めてくる物件が、現実的にどれほどの実利回りが確保できる物件なのかを考えなければなりません。今、「実利回りって何?」と言葉の意味がわからなかった方は、手を出さないほうが良いでしょう。実利回りというのは、見せかけの表面利回りではなく、現実に運用した場合にかかるコストを差し引いた本当の利回りのことです。相手に考える暇を与えないゴリ押しスタイルの不動産会社が見せてくる利回りは、表面利回りばかりです。
もし、08006000246の説明する利回りに以下の項目が一つでも含まれていなかったなら、是非確認してください。これらについての目安を電話で言えない、言いたがらない、あるいは「軽くお会いしてその際にでもお話を」などの反応がある場合、会うのは控えたほうが良いと思います。
・取得価格…販売価格に諸経費を合算した価格。大体販売価格の6%か7%くらい。仲介料や不動産取得税、登記費用など。
・入居率 or 空室率…100%ずっと満室などあり得ません。満室だけで試算された表面利回りは無意味。
・退去時広告費…次の入居者探しにかかる広告費。管理会社次第だが、家賃の二ヶ月分くらい。
・値下がり金額幅…たいていの場合、購入時の価格と同じ価格で売ることはできない。
・修繕積立金(共用部)…マンションの場合は必要。
・管理費(共用部)…マンションの場合は必要。
・火災保険…毎年かかります。
・固定資産税…毎年かかります。価格の1%前後、あるいは家賃の1-2か月分くらい。
・退去時のリフォーム代…退去時の美装費用。クロス、床、清掃費など。
・支払利息…現金買いではなく融資の場合に必須。融資を受ける前提なのに利回り試算に利息負担を明記していない業者はNG。
とにかく「自身のペースで」勉強してください
もし08006000246からの電話で不動産投資に興味がわいたとしても、それではといきなり日商エステムのペースで言われるがままに面談に臨んだり腕力営業と対峙するよりは、まずは軽くでも良いので自身のペースで勉強してみてください。この「自身のペースで」というのは本当に大切なことです。自身でまだ相場観も身についていない段階で、腕力営業の懐に飛び込んでいくのは好ましくありません。
私自身もBRIというマンション販売会社から飛び込み営業の電話を受けたことがありますが、「申し訳ないです、投資に興味がないんですよ」と断ったのに、「では、投資に興味がないかあるかも含めて、一度お会いしてお話を」などともはやまったく日本語が通じない強引な腕力営業を受けて戸惑いました。
初心者の方は特に、自身のペースで考えるようにしてください。考えるスキを与えないような営業に引っ張られてはいけません。腕力営業の言葉を投資の教科書にするのではなく、自身のペースで自身の頭で考えて投資に踏み切ってください。
新築投資が向いている人、中古物件が向いている人
不動産投資と聞くと新築ばかりが頭に浮かぶかもしれませんが、目的や予算に応じたさまざまな投資スタイルがあります。
たとえば、自身の居住用でなくあくまで運用だけであるなら、意外と中古や築古物件のほうが手軽に手堅く始められる選択肢となります。特に、地方にある築古の戸建てなどは割と安定的に掘り出し物が出続けています。なぜなら、地方の年配オーナーの物件は、「投資用」という意識もなく売りに出されることが珍しくないからです。投資用として探しているこちら側としては「うわっ」となるような結構な掘り出し物があったりします。だからこそ、投資物件の紹介サイトなどではなく、一般の方向けの住まい探しサイトである「アットホーム」などで築古戸建てをせっせと仕入れてたりするのです。
また、太陽光発電のように先行者利益よろしく攻めたいのなら、たとえばこちらは少し違う切り口で、電話営業などに頼らず実績を上げています。リモートの簡単な無料Webセミナーでもこの手法のツボがわかるので、自分の向き不向きもわかります。向いていないとわかっても、こういう切り口もあるのだと知っておくだけでも武器になるでしょう。
このような小さな武器を、コツコツと集めていってください。ご自身にどのような運用スタイルが合っているのか、まずは気になる物件はどんどん資料を集めて勉強してください。気になるエリアもどんどん調べてください。くれぐれも、右も左もわからないままいきなり腕力営業全開の面談に応じて囲い込まれないように気をつけてください。
08006000246の口コミ体験について
日商エステムが使用している電話番号「08006000246(0800-600-0246)」に対しての口コミを募集中です。
何らかの取引をしたお話はもちろんのこと、ただ電話口で会話をしたというご経験でも大丈夫です。どのような些細なことでもかまいませんので、貴重な体験談を是非共有させてください。
この記事へのコメントはありません。